日本財団
全国6都市の水族館で同時多発的に開催したリアルイベント。謎解きの一部を水族館ごとに カスタマイズし、各水族館の特色やSDGsの取り組み、地元の海に関する知識などを盛り込みました。
企画、会場設営、広報
クライアント様とのお打ち合わせの中で昨今は海洋機器の問題が著しく、海の将来のために一人でも多くの人に海洋問題への当事者意識を持って欲しい、その他、事業課題として閑散期の集客のお悩みや、設置したものの十分に効果を発揮できていない水槽を何とか活用したいというお悩みなども抱えられていることがわかりました。
そこで、全体テーマは昨今の海洋変化にフォーカスした「変わりゆく海を救う」に定め、謎を解いていく過程で海洋の魅力や抱えている課題に自然と気づいていけるような施策設計を行いました。
また、会場の隅々に謎を設置することで、これまで注目されづらかった水槽にも客足が伸びるよう細部まで設計をしていきました。
館内に設置された「手がかり」のパネルを探し出し、冊子の謎を解き明かしていきます。謎の答えをスマートフォンなどで入力するとシナリオが進行するゲームアプリも同時開発し、よりゲームとして楽しめるものにしました。
例えば●●の水槽はこれまでは他の水槽に比べて注目度が低く、一つの課題となっていました。
そこで、●●の水槽にいる××を観察しないと解けない謎を設置。
多くの人が熱心に観察するようになり、この水槽の注目度を上げることができました。
設置した謎の一例です。
水族館の周遊で得た海洋知識を活用することで謎が解ける仕掛けとなっております。
企画の総参加者数は約2万人を超え、冬季閑散期の来館促進にも貢献。
テレビや広報メディアでも事例を紹介いただくことができ、今件の謎を活用した教育機関での出張授業のご依頼などもいただきました。